こんにちは、あにまです。
レンタルにならない「AD−LIVE」が期間限定で動画配信サービスで見られます。AD-LIVE 2015 と AD-LIVE 2016各12公演、合計24公演分が一挙配信中です。円盤高いしと諦めていたのなら、今の機会にぜひ過去作2年分一気に見ちゃってください。
映画 「ドキュメンターテイメント AD-LIVE」で映画初監督の声優津田健次郎さんのAD−LIVEデビューの舞台も今なら格安で見ることができます。
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「AD-LIVE」(アドリブ) とは?
アドリブとは?
アドリブ(ad lib., ad lib, ad:lib)はラテン語の「ad libitum」の略であり、「自由に」を意味する音楽用語。即興演奏・インプロヴィゼーション。以下はこれに由来する。
演劇、放送などで、出演者が台本にない無関係の台詞(せりふ)や演技を即興ではさむこと。また、その台詞など。
(略)AD-LIVE-声優 の鈴村健一が総合プロデューサーを務める即興舞台演劇。
「アドリブ」の説明はwikipediaにはこのように書いてありますが、ここでは最後の「声優 の鈴村健一が総合プロデューサーを務める即興舞台演劇」AD-LIVEについて語っていきます。
AD-LIVEフリークの方には知ってることばかりだと思いますので、気が向いたらこの先もおつき合いくださいな。
AD-LIVEのルールその1:台本なし
即興舞台劇AD-LIVEの根幹をなす大きなルールが「台本なし」です。文字どおりアドリブだけで90分の物語を舞台上の演者さん2人は紡いでいかなければならないのです。
アドリブが苦手、と度重なるオファーにも逃げ回って断り続けていた声優さんもいるほどです。
大まかな世界観と、舞台上で起こる
いくつかの出来事(ex.電話が鳴る、誰かが来る)が
決められているのみで、出演者のキャラクター(役)も、セリフも、
全てアドリブで紡がれる90分の舞台劇。
お互いのキャラクターは、舞台上で初めて知ることになります。
台本なしというだけで、ドキドキしますよね。普通お芝居というものは台本があってそれを元に演者の皆さんがセリフを覚え、演出に沿ってお稽古して組み上げられた物語を観客も見ているわけですが、その土台とも言える台本がないとなると一体どうなるのだろう?舞台は破綻しないのだろうか?そんなものにわざわざお金を払ってみる価値があるのか?といろいろな疑問が湧いてくると思います。
それが、ね。
それがですよ。
全く破綻しないのです。
それどころか、台本がないことを忘れるほど舞台上のやり取りは自然で、まるで台本があるかのように物語は進んでいくのです。
もし見たことがなくてこれが信じられないなら、騙されたと思って一度ぜひ見てみてください。
あれ?って思いますよ。これ台本ないんだよね?って本当に驚きますから。
AD-LIVEのルールその2:アドリブワード
AD-LIVEの独特なルールに、「アドリブワード」というのがあります。舞台上の演者さんはA4が入るぐらいのバッグを肩から斜めがけにして装備しています。このバッグは「アドリブバッグ」と呼ばれ、その中に「アドリブワード」が印刷された紙を大量に持っています。
@AD_LIVE_Project 今日アドリブワードを引かせていただきました!! pic.twitter.com/nP4audavrD
— ナンセンス (@unajyuu_tabetai) January 16, 2016
そしてこの「アドリブワード」を演者は好きなタイミングで適宜引いて、出てきた言葉を必ずセリフの中に織り交ぜなければならない、というルールになっています。
おみくじ引くようなものなので、何が出てくるかは誰も知りません。
この「アドリブワード」を書いた紙は、それぞれの演者さんの楽屋に大量に用意されており、出る前に本人が適当な量をアドリブバッグの中に仕込むのですが、紙は二つ折りにされて文字どおり「大量」にドラム缶状の大きな入れ物に入っていて、好きなものを選んでカバンに入れることはできません。
この「アドリブワード」、一見演者さんにとっては更なる足かせでしかないように見えますが、これこそがAD−LIVEを盛り上げ、AD−LIVEたらしめる重要なアイテムなのです。
今この場面、文脈にぴったりの「アドリブワード」を引くことを「神引き」と呼んでいますが、その時はもう「尊い!」「すごい!」といった感動が全開の拍手とざわめき、時に爆笑が客席に広がります。
あの神引きには中毒性があって、次の神引きの瞬間に出会いたくてまた見てしまうのです。
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2018年はAD−LIVE10周年のスペシャル企画
【2018年8月15日(水) 23:59まで!】「AD-LIVE 2018」、「AD-LIVE 10th Anniversary stage ~とてもスケジュールがあいました~」アドリブワード の募集を開始致しました!皆様からのご応募お待ちしております♪応募はこちらから→https://t.co/QqDP51RmIK #ad_live
— AD-LIVE Project (@AD_LIVE_Project) July 3, 2018
2018年はAD-LIVE10周年記念のスペシャル企画で、公演数と座組みも増え、よりハードルの高いAD−LIVEとなりました。
通常公演が8組16公演、特別公演が2組4公演の計20公演で、出演者も下記のとおり超豪華。
2019年9月15日(土)寺島拓篤・中村悠一
2019年9月16日(日)関 智一・福圓美里
2019年9月22日(土)蒼井翔太・岩田光央
2019年9月23日(日)梶 裕貴・羽多野 渉
2019年10月6日(土)石川界人・鳥海浩輔
2019年10月7日(日)櫻井孝宏・前野智昭
2019年10月27日(土)小野賢章・下野 紘
2019年10月28日(日)浅沼晋太郎・津田健次郎
2019年11月17日(土)蒼井翔太・浅沼晋太郎・梶 裕貴・下野 紘・寺島拓篤・鈴村健一
2019年11月18日(日)岩田光央・小野賢章・櫻井孝宏・鈴村健一・森久保祥太郎・浅沼晋太郎
テーマも「究極のアドリブ」。
あらかじめ決まっているのは「世界観」と「最後の行動」のみで「ストーリー」自体も、出演者が「アドリブ」で生み出していく、と今まで以上にハードルを上げた上に、11月の仙台公演ではなんと演者数が5人です。
鈴さん、攻めてましたよねー。
あにまも劇場とライブビューイング合わせて5公演だけみましたが、どのステージも本当に楽しかったです。面白くて、時々ほろっとさせられて、よくできてる。
本当にこれアドリブなの?台本なし?って何度も思う場面がありました。演じながら頭フル回転してるんだろうな。
中でも圧巻だったのは10月28日、津田健次郎さんと浅沼晋太郎さんの昼回。
津田さんの目指している「着地点」(←津田さん本人しか知らない)を浅沼さんと裏方のスタッフが津田さんのセリフと動きからみごとに読み取り、素晴らしいコンビネーションが発揮されてエンディングに向かって行ったのは鳥肌ものでした。「あ!もしかして」と気づいた時にほんとにブルッときたんですよ。
終演後のアフタートークの中でも、総合プロデューサーの鈴村さんが「あれはすごかったよね、晋ちゃんもよくわかったよねあれ。僕もういらないと思ったもん」(←詳細ちょっと違ってるかも)と手放しで賞賛してました。
その2018年の舞台はまだ映像化されていませんが、アニメイトで円盤(Blu-ray/DVD)の予約ができます。
津田さんのAD−LIVEデビューの舞台[1]本ページの情報は2019年2月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。を格安で見るならU-NEXTへ。
映画 「ドキュメンターテイメント AD-LIVE」に騙される
その津田さんご自身も出演されたAD−LIVE2017の舞台裏を「ドキュメンターテイメント AD-LIVE」として映画化されました。
先にネタバレを言うと、この映画、みごとに騙されます。AD−LIVE慣れしている人ほど騙されます。
パンフレットを読まなければ、騙されたことにも気づかなかったかもしれない、と思うくらいみごとに騙されました。
でもその騙され方が気持ちいいのです。
AD−LIVEだなぁ、っていうのと、鈴さんのAD−LIVEへの想いを津田さんみごとに汲み取って映像に仕上げたなぁ、というので、騙されてるのに嬉しくて笑っちゃいます。
トリックのヒントはタイトルの「ドキュメンターテイメント」の部分と「監督 津田健次郎」じゃなくて「監督・脚本 津田健次郎」となっている点。
上映館は少ないですが、ぜひ劇場で騙されてみてください。
まとめ
AD−LIVEのまとめです。
*「AD−LIVE」はほとんどレンタルにならないが、期間限定で動画配信サービスで配信中
*U-NEXTはポイントバックブログラムのおかげで有料の「AD−LIVE」が実質4割引で見られる
「AD−LIVE」は声優ファンでなくても楽しめるし、声優の演技力、瞬発力、発想力に魅了されます。騙されたと思って一度見てみてください。