2.5次元舞台「十二大戦」が早くも動画配信サービスで配信開始されました。今年5月の上演からたった2ヶ月、dvd発売より2ヶ月も早く見られるなんて素晴らしいですね。
さっそく舞台「十二大戦」の感想や、見放題で見られるおすすめの配信サービスなどご紹介します(わずかにネタバレ含みます)。
舞台 「十二大戦」とは?
西尾維新原作の小説「十二大戦」の舞台化ですが、この原作小説はキャラクターデザイン先行で執筆されたそうで、小説のあとは漫画とTVアニメがほぼ同時期に公開され、今年の5月には舞台化。かなり短い間に幅広くメディア展開された作品と言えます。
舞台 「十二大戦」のあらすじ
十二年に一度開催される「十二大戦」。勝利すればたった一つだけ、どうしても叶えたい願いが叶うというこの戦いに挑むのは十二の干支の名を宿した12人の戦士たち。バトルに勝利し、たった一つの願いを叶えるのは誰なのか?
舞台 「十二大戦」の基本情報
キャスト、スタッフなどの舞台 十二大戦の基本情報です。
[キャスト]
【寝住(ねずみ)】北村 諒 【失井(うしい)】滝川広大 【妬良(とら)】今村美歩 【憂城(うさぎ)】才川コージ【断罪(たつみ)兄弟・兄】橋本祥平 【断罪(たつみ)兄弟・弟】長谷川慎也 【迂々真(ううま)】横山真史【必爺(ひつじい)】原 勇弥 【砂粒(しゃりゅう)】竹内 夢 【庭取(にわとり)】梅村結衣 【怒突(どっく)】伊阪達也 【異能肉(いのうのしし)】護 あさな 【ドゥデキャプル】和泉宗兵
[スタッフ]
原作:西尾維新「十二大戦」(集英社刊)/脚本/演出:伊勢直弘/音楽:椎名豪/主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
驚きなのは配信タイミングの早さです。
今年2018年5月4日に新神戸オリエンタル劇場で公演が始まったのが、6月の終わりには配信開始。Blu-ray&DVDの発売日、2018年8月24日より2ヶ月も早く配信開始です。
特典にはあまり興味はないけど舞台はチェックはしておきたい、とりあえず見てみたい、早く見たい!派には非常に嬉しいですね。
約2時間の上演時間の中にストーリーがコンパクトにまとまっているので、あらすじを忘れてても知らなくても、すぐに追いつけるとおもいます。
舞台 「十二大戦」の感想
衣装、小道具の再現性の高さ、銃の発火、火花などに映像を組み合わせた演出が目を引きました。
断罪(たつみ)兄弟 兄の液体窒素の武器の氷結の場面、弟の火炎放射器「人影」の炎に、異能肉(いのうのしし)のマシンガンはこの演出のお陰で映像でもとても迫力があります。
心に残ったのは妬良(とら)の回想の場面。
この戦いのずっと前に失井(うしい)と出会ったときの会話で、「どうすれば、そんな正しいことができますか?」と妬良(とら)に問われた失井(うしい)の長ゼリフ。
人はなんとなく間違う
当たり前のように道を誤る気づかないことに正しいことをしていた
うっかりいいことをしていたということはない意志がなくて正しさはない
正しいというのは、しようと思わなければできない
正しいことをしない人間は、できないのではなくやらないだけ
派手なバトルシーンが多い中で、二人の静かなこの場面での失井(うしい)のこの言葉は沁みます。
アニメでも失井(うしい)かっこいいなと思っていましたが、舞台の失井(うしい)はマジでカッコいいです。
そして最後、勝者のインタビューの中で語られる「本当に叶えたいたった一つの願い」。ここのくだりを見ていると、自分なら何を願うだろう、たったひとつと言われたら?と考えずにはいられません。
前半の「動」と後半の「静」の対比がうまく、エンディングではほろっと涙してしまいました。
12人の戦士はみんなキャラが立っていて、平和主義の砂粒(しゃりゅう)や迂々真(ううま)などの穏健派、ルールもへったくれもない憂城(うさぎ)のような好戦派に、敵が減っていくまで待つ戦法で高みの見物を決め込む断罪(たつみ)兄弟の兄や戦略を巡らせる寝住(ねずみ)のような省エネ派まで色とりどり。
きっと誰か1人ぐらいは好きなキャラクターができると思います。あにまはなんといってもかっこいい、失井(うしい)がイチ押しです。
そしてこの12人の戦士たち、対戦するごとに「名乗り」をします。いちいちウザイほどに名乗るのですが、このしつこいほど繰り返される名乗り、その時の心情などを表した表現で場面場面で少しずつ異なり、なかなかいいのです。
舞台は上演時間の関係で各戦士の背景や闘う理由、願いの細かいところはかなり端折られているので、アニメやマンガで補完することでトータルな世界観を楽しめると思います。
舞台を見ていろいろ忘れているところもあったので、補完と復習の意味も兼ねてあにまも早速アニメを見たくなってしまいました。
「十二大戦」見るならdアニメストアかU-NEXT
舞台「十二大戦」を配信している動画配信サービスはいくつかありますが、「アニライ研究所」としては次の2つの動画配信サービスをお勧めします。
アニメと舞台「十二大戦」見くらべるなら dアニメストア
アニメ「十二大戦」は見放題で見られるし、舞台「十二大戦」は2時間の作品を5本に分割しているから、手軽に見やすいです。この分割しているメリット、使えば使うほどいいなと思えるものなので、詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
dアニメストア:dアニメストア(公式サイト)
アニメと舞台、マンガまで合わせて「十二大戦」を楽しむなら U-NEXT
アニメ「十二大戦」、舞台「十二大戦」とも見放題で見られるのに加えて、漫画の既刊3巻までがU-NEXTのブックサービス BookPlaceで読むことができます。3巻とも試し読みができますし、1巻551円なので、無料登録した際にもらえる600ポイントで1巻だけならタダで読めますよ。
複数のメディア展開されている作品は、いろいろな楽しみ方ができるので世界観により浸れるのでいいですね!